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           林さんちのあぐらぐち物語 2011年 水無月3号
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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2011年   水無月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 先週の萩に続き、淡路島に出張。しかも仕事と消防の隙間にねじ込んでの強
行軍。なんとか無事、こなしてボンヤリと仕事をしている今週です。それでも
今週は、会社の定期健診を交代で行っているので、スタッフの穴を埋めるべく
社長も、なんやかんやと忙しいです。スタッフは、農道と畦の草刈りを済まし
て、どうしても手で取るのが、困難な田んぼへ2回目の除草剤をスポットで散
布して回っています。石川県は、未だカラ梅雨状態なので、今のうちに一撃必
殺の散布を行います。

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超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ      ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ          ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□

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2.今週の林さんち・・・・爽やか農業への変遷

 大豆の播種が、終わりました。これで後は、出芽を待って50センチほどに
なったら培土、いわゆる土寄せをします。あとは、毎日、草刈り、草取り、除
草剤散布と、田んぼと農道の管理作業が主な仕事になります。でも昔は、そん
なもんじゃなかったのです。約20年前は、大麦とキウイフルーツを栽培して
いたのです。これは、辛かった、、今でも思い出すとしんどくなるほどです。
昭和48年に、お米の生産調整が始まって、お米の代わりに何かを栽培する政
策「転作」が始まりました。

 その最大の目玉が、麦・大豆の組み合わせによる転作だったのです。そして
オマケ?に高付加価値の果実や野菜の栽培を奨励していました。そして転作を
するとその農産物の代金にプラス「補助金」がもらえたのです。その補助金は、
細かくランク分けされていて、麦や大豆だけより、麦・大豆の金額が多く、さ
らにブロック化と言って、飛び飛びの田んぼで行うより、大きなブロックにま
とめた場合は、さらに金額が多い。

 農家や農協は、いかにして補助金をたくさんもらうかに、血眼になって奔走
していました。さらにその転作のために機械や施設にも、補助金をもらうこと
が出来たので、種まきや収穫の機械を購入、全国各地に転作用の乾燥調整施設
がたくさん出来ました。野々市町では、それに加え特産品としてキウイフルー
ツを地域で栽培しようという話が持ち上がり、補助金でキウイ棚の設置、選果
場、保冷貯蔵施設が作られました。当時、その話を進めた人は、一個500円
の高級フルーツだから絶対に儲かると言っていました。

 かくして林さんちでも、稲作に加え、麦・大豆にキウイフルーツの栽培を、
始めました。最初の2、3年は、驚くほど大麦も大豆も収穫できて、価格も高
く、さらに補助金ももらえるということで、みんな頑張っていました。キウイ
フルーツも、500円には、なりませんでしたが、そこそこ価格も高くて多く
の農家がキウイフルーツ組合を作って地域は、盛り上がっていました。しかし
その後、大麦や大豆の収量が、ガクンと落ちました。所詮、畑作作物なので、
土づくりをしない当時の田んぼでは、あっと言う間に収量が落ちたのです。

 しかも収量と品質を上げようにも、稲作と大麦大豆の農作業が競合してさら
にキウイフルーツの作業が、追い討ちをかけて、ほとんど何も出来ませんでし
た。それどころか、肝心の稲作にしわ寄せが来て春作業が疎かになって、草ボ
ウボウになってしまい、それを防ぐために大量の高額な除草剤を使用するよう
になりました。おかげで経費も労力も増えて、なおかつ収量を落としてしまう
という悪循環に陥ったのです。田植え後から、大豆の播種と、大麦の収穫、さ
らには、大麦跡への大豆播種、そしてキウイフルーツの花粉取りと受粉摘果と
重なってしまい、まさしく寝ずに朝から晩まで仕事をしていました。

 夏は、林さんちの地域では、転作専用の機械や乾燥調整施設がないので、稲
作用の機械を流用していました。大麦を乾燥袋詰めをした後の乾燥機やライス
センターの機械の掃除が、もうこれは大変でした。気温30℃以上の夏に乾燥
機の中に入っていると脱水症状で倒れる寸前。そしてなんとか綺麗にして稲刈
りが終わるとすぐに大麦の播種と大豆の収穫、大豆の収穫跡への大麦播種を行
い、これまたトドメにキウイフルーツの収穫か重なって来ます。そんな苦労の
割りには、結局、収益が上がりません。

 そんな時、若手農家の勉強会で、線形計画法と行ったシュミレーションで、
どうみても大麦とキウイ栽培は、効果的ではないさらに大豆は、8ヘクタール
が限度という答えが出たのです。そこで、思い切って大麦とキウイを止めるこ
とにしました。当時、まだキウイ栽培は、多くの農家が関わっていて、しかも
補助金が出ているのに、止めるというのは、多くの問題がありました。それで
も、お金をかけてまで土建屋さんにキウイの木を切って棚を片付けてもらいま
した。その後のキウイフルーツの価格下落は、ご存知のとおりです。

 基本的に日本の農政は、補助金前提のマーケティング無き生産なので、結果
は、最初から見えていたのですね。しかし稲と大豆だけにしてからの、農作業
は、まさにパラダイス!稲作の時間も、タップリ取れるようになり、収量も品
質も向上、大豆も補助金目当てではなくなり、自社販売が多くなりました。そ
して何よりも、補助金農業から開放されて「爽やか」になったことが大きいと
感じました。何事も何かを得るためには、何かを手放さないといけないという
ことですね。
           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.jp/

3、夢の社会保険制度加入

 林さんちでは、現在、社員全員に強制的?に1年に1回の定期健診を行って
います。最近は、医療費負担を少しでも減らそうと、予防医療や早期発見に国
は、力を注いでいますが、昔は、自営業者、特に農業者は、完全に野放しでし
た。私のPTAの大先輩も、お坊さんだったのですがガンで亡くなりました。
私の母親も、今から18年前に乳がんになりました。発見された時は、すでに
かなり進行していましたが、奇跡的にも治癒して今でも元気に農作業をしてい
ます。

 しかし、それでも定期健診というものには、馴染みがありませんでした。と
ころが、会社の福利厚生を充実させる中で、それまでの国民年金を社会年金、
国民健康保険から社会健康保険に、切り替えることが出来たのです。それまで
なかなか法人と言えども、その負担を考えると踏み切れなかったのです。当時
の農業経営の常識は、法人税は、高額なのでギリギリ赤字にしておいて、所得
税で支払う。当然、利益が上がらないので、各自、国民年金、国民健康保険に
入ってもらう。さらに労働災害保険も入れない、雇用保険も入れない。

 結局、法人化と言えども、社員は、それまでの農家の父ちゃん、母ちゃんと
変わりません。まさしく絵に描いた餅でした。だから私の法人化してからの夢
は、社会保険制度への加入でした。そしてその夢が、ようやく叶うのは、昭和
63年設立から10期目のことでしたので、ずいぶん時間がかかったのです。
その後は、労働災害保険、雇用保険と充実して行きました。昨年は、女性社員
に産休・育休制度を適用することが出来て、とても嬉しかったです。

 そして社会保険に切り替えたら、社会保険事務所から政府管掌健康保険の定
期健診の申込み書が送られて来ました。最初は、5歳おきの節目の時だけの検
診を受けていたのですが、その後、節目以外も毎年、しかも全員に健康診断を
受けるようにしました。若い人も、検診先の金沢赤十字にお願いして有料で検
診をするようになりました。そして年配者は、胃カメラ、乳がん検診は、必須
検査にしてもらっています。当初、胃カメラを嫌がる社員もいましたが、私が
社長命令だ!と言ってからは、みんな素直に受けています。結果的に、女性特
有の病気で、早期発見があって手術をしたりと、定期健診は、大切だなと痛感
しています。

 しかしここのところ、ジワジワとガンマGTBと言った、私の肝臓の数値が
上がって来ています。やはり毎晩の消防団でのビールが効いているんでしょう。
なるべく野菜多めの健康食を心がけては、いるんですが、ちょうど検診時期が
操法練習に重なるので、一番、ヤバイ時と重なっています。まあ言い訳にしか
ならないのですが、やっぱり検査結果を突きつけられると生活習慣も考えます。
しかしこう疲労があると胃カメラで麻酔をかけられると、0.1秒で夢の世界
に行きます。それでは、夢の世界へ行ってきます。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/

            平成22年産       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ    87袋/365袋   24%   9月27日
普通じゃないコシヒカリ   113袋/490袋   23%   9月10日
普通のコシヒカリ     124袋/647袋   19%     9月10日
ハナエチゼン          32袋/245袋   13%    8月25日
ひとめぼれ          56袋/245袋   23%    9月  8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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