~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
           林さんちのあぐらぐち物語 2012年 如月2号
               http://www.hayashisanchi.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2012年   如月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 さすがに1月24日の奈良県に始まり福岡県、滋賀県と飛び回ったら少々お
疲れモード。知り合いの農業者や経営者の出張頻度からすれば可愛いものだが
いつもは、引きこもりがちの私にとっては、かなり堪えたのも事実です。でも
何か体の中にいろいろなヒントが残っている感じがします。気のせいにならな
いように具体化して行きます。具体的と言えば、ミニひし餅1個入りを作りま
した。今週中には、販売しますのでお楽しみに。

     ご要望に応え「林さんちの買い物ガイド・超!親切版」
        http://www.hayashisanchi.jp/guide.html

          手造り味噌に最適「林さんちの糀・1kg」
     http://www.hayashisanchi.jp/shop/daizumiso/000128.html

        娘さんやお孫さんにどうぞ「林さんちのひし餅」
    http://www.hayashisanchi.jp/shop/omochi/omochi3/omochi33/

   「ミルキークィーンが玄米食に合っている」ページを作りました。
     http://www.hayashisanchi.jp/shop/kome/kome1/kome17/

  在庫メーター     空←--------------------------------→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン  ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ      ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ          ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・誇りと責任が芽生える米輸出

 2月7日に滋賀県での講演に呼ばれたが、そのもう一つの講演が「米シスト
庄内」の佐藤社長さんの輸出米のお話でした。平成7年に8人の仲間で今の政
策金融公庫のスーパーL資金でライスセンターを建設してから始めた事業です
が、私も同じ平成7年に今の加工場をスーパーLで建設したのでとても親近感
を持ちました。しかし経営内容は、林さんちなんか遥かに凌駕していていろん
なことに挑戦されています。でもその歩みも七転八倒の苦労で、中でもお米屋
さんが、一方的に100トンのお米をキャンセル。その売り先を探して東京中
のお米屋さんに飛び込んで二日で売り切った話しが凄かった。8人の仲間の家
族の生活を考えたら何が何でもという気持ちで、恥ずかしいなんて全然思わな
かったとおっしゃっていました。

 そして多くの挑戦の中の一つが、お米の輸出。輸出米は、減反にカウントさ
れる。つまり米の代わりに栽培面積の40%作らされている大豆や麦ではなく
お米を作れるのである。しかし大豆や麦を作ると補助金が出るが、輸出米を作
っても補助金は出ない。それでも生産者に補助金に頼らない農業をしていると
いう「誇りと責任」が芽生えて生産を了承してくれた。ターゲットを食品輸出
で一番ハードルの高いオーストラリアにまずしたとのこと。ここさえクリア出
来ればどこで出せるとのことでした。そしてお米を輸出して驚いたのが、実に
多くの日本人が海外に住んでいるということ。パリには、3万人!シドニーで
も6千人!。そんなわざわざ外国人に食べてもらわなくても十分マーケットと
して存在しているのです。

 そこへ美味しい庄内米を持ち込めばすぐに売れたとのこと。もちろん社長自
ら炊飯器を持って世界中に営業に出かけるバイタリティーが凄いのも事実です。
でもパリで魚沼産が日本円換算で2キロ3700円前後で販売しているところ
へ1700円で殴りこんだのでかなり摩擦があったとのこと。でも同じ日本人
に普通に食べて欲しいからと願ってその価格を設定しました。さらに円高が進
み実際は、そんなに儲からないのも現実としてありました。それでも今後、国
内消費の減少や新しいマーケットとして考えると、今、投資しておく価値は、
高いと感じているそうです。

 そして平成9年から少しづつ輸出米を伸ばして行った。オーストラリアそし
てEU、アメリカ合衆国。台湾と輸出先を増やして行ったのです。しかし昨年
の3月11日以来、風評被害で全部キャンセルされてしまった。ところが最近
になりシドニーへの輸出が再開、その理由は、在住の日本人からの要望がたく
さんあってそのニーズに応えざるを得ない状況になっての再開だそうです。他
の輸出先も順次再開する予定だそうです。やはりどんな商売でもお客様の声が
一番強いのですね。最後に、農家自身の危機感と行動力を高めて欲しいと言わ
れていたことが印象深かったです。でも私に炊飯器片手に世界中を回るだけの
気持ちが果たしてこれから沸くのかと思うと胸に刺さった言葉でもありました。

   林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/

3、もらった金は、返す

 1月2月は、講演会や中学校での「職業講話」青年塾で後輩達への講話等々
話をする機会が多い。しかし人に話すということは、自分の考えをまとめる作
業に他ならない。昨年、林さんちの決算書が、営業利益が十数年ぶりに赤字に
転落。その分、戸別所得保障や価格補填という営業外利益で経常利益は、黒字
を保ったが著しくプライドが傷ついた。おかげで最近の私の講演も少々自虐ネ
タが多くなっていました。そこへ昨年、日本政策金融公庫の貴重なデータを見
せてもらう勉強会があった。

 そのデータとは、全国の農業法人の業種別の決算の平均データです。稲作の
平均は、概ね25ヘクタール、売上5千万円、経常利益は、3百万円前後と言
ったところですが過去の平均を見ても軒並み営業利益が赤字で、営業外利益で
黒字になっています。つまり農業法人は、赤字が『普通』だということが、数
字としてハッキリ示しています。まあここで、さらに林さんちが『普通』の農
業法人になってしまったとに自虐化してしまうのですが、数字を良く見ると特
別損失、特別利益という見たことがない項目がありました。

 この特別損失というのは、利益が出た場合、そのお金で5年以内に機械や建
物と言った償却資産の購入に充てるために積み立てが出来るという農業法人の
特別な税法上の特例です。この特例のすごいところは、通常、償却資産として
は、算入出来ない『土地』の購入に充てることが出来るのです。普通の農業法
人は、戸別所得保障や農業補助金をもらって大きな黒字を出しても、この特例
を利用して土地や機械を買って黒字額を減らしているのです。林さんちのある
野々市市は、田んぼと言えども地価が高く買えるような代物ではありません。
機械も黒字で法人税を支払った上で、内部留保したお金を積み立てて購入資金
に充てています。だからまったく知らない決算上の技だったのですが、驚きを
禁じ得ません。これでは、絶対に多くの税金は、払わなくも済みます。他の業
種の方が知るとうらやましく思うこと確実です。

 まあ農業法人の経営が厳しくて補助金頼りと、薄々は、分かっていましたが
データ的にこうもハッキリとしたのを見たのは、初めてです。しかも補助金を
もらってさらに法人税を支払わなくても良い方法まで多用しているということ
を知ってビックリ。しかも国では、TPP対策としてさらに補助金の額を上げ
る方向にあります。ついに『普通』の農業法人に成り下がった林さんちですが、
やはり得意の『普通じゃない』に戻すべくメラメラと闘志が沸いて来ました。
自虐していじけていても仕方ないので、まずは、営業利益を1円でも黒字にす
る。そうすれば、戸別所得保障で自動的に黒字になって法人税を納めることが
出来ます。さらに利益を上げて法人税で国に補助金でもらった以上に返して行
くしかないと考えています。念ずれば花開く、きっと願いは、叶うと信じてい
ます。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/

            平成23年産       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ   213袋/357袋   59%   9月26日
女王さまミルキークィーン  90袋/146袋   62%   9月28日       
普通じゃないコシヒカリ    92袋/320袋   28%   9月 9日
普通のコシヒカリ     461袋/668袋   69%     9月  9日
ハナエチゼン          90袋/245袋   38%    8月20日
ひとめぼれ         164袋/315袋   52%    9月  2日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
    〒921-8833 石川県野々市市藤平132
    TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113 
http://www.hayashisanchi.jp
koyo@hayashisanchi.co.jp
 ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884