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        林さんちのあぐらぐち物語 2014年  弥生3号

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2014年   弥生3号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 ようやく春らしいお天気になってスタッフ全員で田んぼへ突入しています。
三重県での講演会は、おおいに受けて大満足で帰って来ました。これで講演会
や会合の嵐も一旦過ぎ去って少しゆっくり出来ました。でも今週末には、ネッ
トの講演会、市のイベント参加、幼稚園の卒園式参列、トイレ掃除の会、野球
審判講習会、消防防ぎょ訓練、、とまたまた嵐の予定です。しかも種籾の準備
も始まり苗作りが待った無しです。

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2.今週の林さんち・・・・種について知ることが世界を救います

 在来種の種を販売していることで有名な「野口のタネ」の野口勲さんにお話
を3月16日に七尾市で聴く機会がありました。春の貴重な日曜日なので2時
間近くかかる会場へ行くのは、少しためらいもあったのですが行って良かった。
私達、農業者にとって一番大切な種に今、大きな危機が迫っていることを知り
ました。このことを知らずに農業を営む事は、ほとんど罪だと感じました。3
時間超の講演でしたが内容が濃くてあっと言う間でした。野口さんのHPに講
演時間は、2~3時間頂けないと出来ないと書いてありましたが、聴いてみて
なるほどと実感しました。

 種には、現在4種類があります。「在来種」「固定種」「F1種=交配種」
「GM種=遺伝子組み換え種」。まず在来種は、農家が自家採種を続けて来た
種。でもこれは、他の品種と交雑して変化している場合が多い。「固定種」は
受粉を自然に任せてタネ屋さんが選別して固定した種。F1種は、他の品種を
かけ合わせて作った雑種。GM種は、字で書いた如し遺伝子操作された種です。
在来種や固定種は、昔から農家が作って来た農産物の種です。戦前までの農家
は、タネ屋さんから購入した種で何年か育てて品種が変化して来たらまたタネ
屋さんから購入したのです。当然、永い間に選別された種なので「美味しい」
「自家採種出来る」「多様性環境に適応出来る」「収穫期がバラバラで家庭菜
園向き」「さまざまな耐病性を持つ場合がある」「オリジナル野菜が作れる」
と言ったメリットがありました。

 でもF1種は、この「在来種」「固定種」のメリットを全てデメリットに変
えた種です。まずは、「在来種」「固定種」は、バラバラに収穫出来るので家
庭菜園向きですが大量に作って収穫するには、向いていません。F1種は「形
も揃いが良く収穫期も揃っている」でもこれは、味は、二の次で箱に合わせた
野菜が出来ます。一定の病気の耐性を高めた品種もありますが同じ時期に同じ
ように生育すると別の病気や虫に一度にやられる危険があります。とにかく流
通や栽培農家の都合で作られた品種の種なのです。そして一番メリットを受け
るのは、種メーカーです。このF1種は、栽培しても1回しか収穫出来ません。
もし自家採種してもメンデルの法則で違う性質がバラバラに現れてしまい商品
にならないのです。つまり農家は、毎年、新しい種を買い続けなければなりま
せん。

 昭和50年代は、野口さんも「品種審査会」というコンクールに参加してい
たのですがこのF1種が出て来てまったく上位に入らなくなって止めたそうで
す。このコンクールは、誰の種がどの番号の畝に植えてあるのか伏せた上で参
加者の投票で決定します。でも参加していた頃は、落選した後に他の種メーカ
ーが野口さんにどこの番号の畝か聞いてくるのです。なぜなら一斉に参加者が
落選した野口さんの野菜を持って行くためです。先を争うように持って行く他
の種メーカーの担当者に聞くと「F1の野菜なんて不味くて食べられんやろ」
という笑い話を披露してもらいました。でも今では、種のほとんどがF1種に
なってしまい「在来種」「固定種」の存在は、このF1種開発のためだけにな
ってしまっています。

 そして問題は、このF1の作り方でした。最初は、花のオシベを人力で除去
して他の花の花粉を付けていました。これは、人海作戦で大勢の女性パートさ
んを雇って行っていました。そのうち高濃度の二酸化炭素を使いオシベの機能
を無くしてミツバチを使って受粉する方法になりました。ミツバチは、人間な
ら死んでしまう高濃度の二酸化炭素の中でも飛ぶ事が出来るそうです。そして
現在、行われているF1種の作り方は、「雄性不稔法」。これは、突然変異で
出来たオシベの無い花を使う方法です。つまりタマ無し、、無精子のいわゆる
花粉が無い花を持つ個体を見つけてこのメシベに他の花粉を付けて「タマ無し
」の野菜を次々と増やして行く方法です。これを10代ほど行うと限りなく1
00%に近い望んだ性質の品種の種が採れるようになります。

 そしてF1種を採る畑が山奥にありサルの食害に会うそうです。でもタマ無
しの親株と花粉をつける株の両方を植えてあっても「タマ無しの親株」は、絶
対にサルも食べないそうです。サルも食べない異常な野菜から作った種ってど
うなの?と思わざるを得ません。でもこの「雄性不稔法」も10年近くもかか
るのでついに開発した方法が、GM種=遺伝子組み換えの種です。今では、世
界シェアをたった3社の巨大農薬企業が抑えています。モンサント社、バイエ
ルクロップサイエンス社、シンジェンタ社、、彼らが安全と呼ぶ各種の種は、
ガンを引き起こすことが分かって来てヨーロッパでは、排除されつつあります。
でも日本では、TPPが締結された場合は、いち早く入り込んで来るはずです。

 この遺伝子組み換え種には、ターミネーター種と呼ばれる恐ろしい機能を持
った種もあります。この花粉がもし他の植物に受粉した場合その植物が枯れる
というものです。そうでなくてもモンサント社は、私立探偵を雇って自社との
契約農場以外でもしもその遺伝子組み換え作物が出来たら裁判を起こし多額の
賠償金を得ています。当然、裁判で負けた農場は倒産します。自社の花粉をば
ら撒いて汚染した挙句ですから「盗人猛々しい」とは、このことです。そんな
危機感の中、野口勲さんは、全国を駆け回って「在来種」を守ろうとしていま
す。野口さんは、言います。「店内は、仮の宿です。皆さん買われた種で自家
採種してください。それが日本のどこかに原種を残すことに繋がりそしてその
ことが世界を救うのです。」

3、生まれて初めて雪の中でハウス張りしました

 先週のうちに育苗ハウスを張る予定が、なんと3月10日月曜日がかなりの
雪で断念。そして翌11日火曜日も朝目覚めると外は、真っ白、、こりゃダメ
だと思いバイトくんにハウス張り中止のメールをしました。ところが出社して
みると社員全員がやる気満々で雪の中準備をしています。え?と思いましたが
一番の難点だったフォークリフトが雪の中でも動いていたのを見てハウス張り
強行を決断しました。フォークリフトが動かないと材料を倉庫用のハウスから
全部人力で運搬しなくてならないのです。それがこのフォークリフトは、数年
前に購入して新しいのでタイヤの溝も深くて問題無かったのです。しかも空を
見るといつの間にか快晴で微風です。

 下が雪だとそれが融けて足元がグチャグチャになり作業がしにくいことも考
えられました。でも張り始めると乾いた雪の上で返って足元が綺麗でした。し
かもポリフィルムをハウスパイプに留めるビニペット用スプリングと呼ばれる
ジグザグの細い鋼線も雪の上では、良く見えて作業が楽でした。でも春の天気
は、油断ならないのでいつも全12棟を3棟づつ作業を進めています。本当な
ら一度に同じパーツのポリフィルムを張って行った方が効率的ですが今まで何
度も痛い目に逢っているのです。ツマと呼ばれる前後の壁部分、スカートと呼
ばれる腰巻き部分そしてメインのポリフィルムの3つのパーツから出来ている
のですがメインのポリフィルムを張り終える前に強風で断念したりするとこれ
らが引き千切れるのです。

 メインのポリもビニペット用スプリングで留められればある程度は、耐えま
すがやはりハウスバンドと呼ばれる紐で縛ってやらないとやはり飛んで行きま
す。それでも午前中は、微風だったので休憩無しで6棟にメインのポリをビニ
ペット用スプリングで留めるまで出来ました。そして午後は、通常風が吹くの
ですが弱かったのでハウスバンドを縛り終わった午後4時からもう3棟張るこ
とを決断。つまり初日に新記録の9棟を張ってしまえば翌日の朝に3棟張れば
完成するからです。実は、翌日の12日は、私と社員2名が会合で午前10時
までしか作業が出来なかったのです。そしてちょっと日没で暗くなったけど見
事に9棟張れました。そこで翌日は、早出出勤8時集合の指示をして帰りまし
た。

 ところが満を持して朝、外に出ると今度は、風が強い。今度もまた一度は、
中止を考えましたが専務が「もっとひどい風でも張ったやろ」の一言でこれま
た強行を決断。この日のために予め準備もしてあったのでスムーズに作業は、
進みました。心配した風もハウスの縦方向に吹く風向きで大勢に影響がありま
せんでした。これが横風だったらかなり苦戦したと思います。結局見事に10
時までには、ハウス張りを終了出来ました。昨年もかなり上手く行った年でし
たが今年は、もっとピンポイントで上手く行きました。そしてこの日の午後に
は、春一番が吹き荒れて翌日には、激しい雨になりました。もし張れていなか
ったらヤバかったです。私は、この段取りの勝利に酔いしれながら三重県に講
演に行けました。上手く行くときは、なんでも上手く行くもんです(o^-')b

            平成25年産       新米発売日
宇宙米           4袋/15袋  27%   9月18日
超普通じゃないコシヒカリ 205袋/356袋  58%   9月18日
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女王さまミルキークィーン 148袋/204袋  73%   9月19日
普通にミルキークィーン  99袋/158袋  63%   9月19日
ハナエチゼン       272袋/449袋  61%   8月19日
ひとめぼれ        346袋/630袋  55%   8月22日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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