土作り資材散布も終盤を迎えています。あとは耕すのみ、時雨れて来る前に
なんとか終えたいものです。そして餅つきもどんどん本格化して来ました。ふ
と気づくともう来月には、お正月餅全開です。子供達の脱穀もあと少し。これ
が終わると子供達の秋も完全終了です。そして林さんちの決算書と言う1年間
の経営の通信簿が届きました。

      石川県の風習ですが、祝い餅の予約を開始しました
      http://hayashisanchi.jp/shop/omochi/iwaimochi/

   在庫メーター     空←――――――――――――――――→満
宇宙米          ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通にミルキークィーン  ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
             詳しい数字は、メルマガの最後

1.今週の林さんち・・・皆様のおかげで良い通信簿を頂きました

 皆様のおかげで第29期の(株)林農産の決算は、久しぶりに営業利益が黒
字になりました。思い起こせば平成22年の戸別所得補償の米の直接支払い交
付金以来、米価の下落で営業利益が赤字に転落。市場価格は、「農家さんが補
助金をもらうなら下げても大丈夫だよね」という方向に働いたのです。これじ
ゃ本末転倒でなおさら農家の自立を妨げてしまった。それから営業利益を回復
するのに7期もかかってしまった。でもその米の直接支払い交付金が平成27
年より1万5千円から半額。さらに平成30年には、廃止予定です。それまで
にはなんとか営業利益を黒字にしたかったがその努力が実って良かったです。

 全国の稲作農業法人の決算データを見ると営業利益が赤字で補助金で黒字に
している会社が多いことが分かります。外国でもこのパターンが多いのも事実
です。農業は、単純に資本主義の原理に当てはめるわけに行かないというのが
その理由です。食料自給率が低いと外国への依存が高くなる。さらに自国の農
業が衰退すると国土の荒廃。そうなると農民の都市への流出で国境が維持出来
なくなる。だから各国で農業経営が保たれるように努力しているのです。でも
この理屈は、江戸時代からの「百姓は、生かさず殺さず」と同じで農家の運命
は、国の政策に握られていることになります。

 こうなると多くの農業経営者が、どこを見て経営をするかというと「霞ヶ関
」になります。農業を良くするためには、有権者でもある農業者が良い政治家
を送り出すことも重要です。しかしそうではなくて、補助金目当てで政治家を
応援していたのでは、良くなるものも良くなりません。だから生活者を見て経
営をして補助金に頼らない経営をして行くことがこれからどんどん大切になる
と考えています。まあこのことは、子供の頃から父親が「農業補助金に頼るな
」と言い続けていたので私のDNAに組み込まれています。そして実は、補助
金よりもっと凄い制度があります。それが「農業経営基盤強化準備金」です。

 これは、補助金を計画的に5年間積み立てて農地や機械を購入すると補助金
が損金計上出来ます。つまりその分、税金を支払わなくて良いという他産業に
は、無い魔法の制度です。これは、美味しい制度に見えます。しかしせっかく
頂いた補助金が農地や機械に変わるのでキャッシュが会社に残りません。林さ
んちでは、「補助金もらうなら税金払え」としているので所得として計上して
その分の税金は、支払って来ました。だから税金を支払った残りは、内部留保
としてこれからの厳しいと予想される農業経営の貴重な資金として残してあり
ます。特に農地は、ともかく機械には、寿命があります。今後は、この制度を
選択したことが良いのか悪いのかを見極める必要があります。

 そしてもう第30期の経営は、スタートしています。相変わらすのジェット
コースターのような日々の中ですが方向だけは、見失わないようにしたいと思
います。

2.1ヘクタール前へ、、自然栽培米を増やします

 実は、自然栽培米「林さんちの宇宙米」の栽培面積を2.5倍の1ヘクター
ルにすることになりました。ことの発端は、私が参加している青年塾で学びを
超えて実践活動をしようという運動からです。その中でその実践部会として塾
生や上部団体の志ネットワーク会員で建設部会、福祉部会、金融部会と言った
部会を作って活動しています。そしてその実践部会の一つとして「食と農の研
究会」が30社余りの会社と個人で8月27日に設立されました。

             <食と農の研究会>
  目的  安全安心な日本の食と農を育てるしくみや成果を生み出す

活動内容 1会員相互に、安全安心な食と農に関する商品・事業の情報交換を
      行なう
     2発表会(講演会)、見学会(現地視察)の開催

     3生産者と販売者のマッチングおよび会員様の商品利用推進  等
      尚、当研究会を通じて挑戦性、創造性のある活動を自ら生み出す

 さあとにかく部会が出来た。一応の活動は、考えていましたが実際の実践活
動となると一体なんだろう?と思っていました。会員相互での新商品の企画?
新しい流通の企画?そして活動についていろいろと相談がされました。その中
で食と農の研究会の会長さんがなんとトンでもない提案をされました。

1、木村式自然栽培の生産・販売拡大を食と農の研究会・志ネットワークを活
  用し推進する。

2、石川県の林農産(林浩陽様)にて自然栽培米の生産拡大を図ってもらう。


3、志ネットワーク会員の協力により、自然栽培米の購入予約をしてもらう。


4、来年初年度の生産販売目標を300俵とし、毎年1.5倍の拡大を目指す。

 最初これを聞いた時から10日ほど寝付けませんでした。今の40aでも大
変な思いで栽培しているのに300俵というのは、今の20倍の面積つまり最
低でも8ヘクタール必要です。林さんちの総面積が43haですからほぼ4分
の1に当たります。とても出来ない数字ですが何かしなければ前進は、ありま
せん。そしてこのことを社員に相談したらやはり目を丸くして驚いていました。
そこで私が、「あと60a増やして1haにしたい」と提案しました。そうな
ると今までのような人力のチェーン除草やテデトールでは、とても対応出来ま
せん。その除草をどうするかは、新たな方法を考えるということでなんとか納
得してもらいました。私も不安ですが社員の皆さんは、もっと不安です。

 10月9日の青年塾20周年記念大会で、我々の合言葉「一歩前へ」ならぬ
「1ヘクタール前へ」と自然栽培米を増やすことを発表しました。その後10
月22日に岡山県木村式自然栽培米の収穫祭に食と農の研究会の第2回会合が
あったので参加してさらに打ち合わせを重ねました。私が、自然栽培米を増や
すと言っても収量は、まだわずか。しかも納品価格、販売価格をどうするか?
流通をどうするか?と問題は、山積しています。私が、ネット通販で自分勝手
に販売するのとは、訳が違います。これからの農業を変えようと考えるマジな
集団です。また円形脱毛症が再発しそうな勢いです、、(* ̄▽ ̄*)

             平成28年産       新米発売日
宇宙米          28袋/31袋  90%   9月21日
超普通じゃないコシヒカリ 223袋/280袋  80%   9月16日
女王さまミルキークィーン 279袋/322袋  87%   9月16日
普通じゃないコシヒカリ  285袋/353袋  81%   9月 7日
普通のコシヒカリ     440袋/525袋  84%   9月 7日
普通にミルキークィーン  89袋/105袋  85%   9月16日
ハナエチゼン       233袋/315袋  74%   8月17日
ひとめぼれ        362袋/420袋  86%   8月29日